【最終総合成績】 出走25台
| 順位 |
ドライバー |
車両 |
タイム |
| 1 |
J・ミエティネン |
三菱ランサーエボリューション |
2時間2分46秒0 |
| 2 |
D・ヒギンス |
三菱ランサーエボリューション |
12秒1 |
| 3 |
J・サロ |
三菱ランサーエボリューション |
1分55秒1 |
| 4 |
D・カルダローラ |
スバル・インプレッサ |
2分40秒3 |
| 5 |
M・ロウ |
三菱ランサーエボリューション |
6分12秒7 |
| 6 |
W−H・チー |
三菱ランサーエボリューション |
8分27秒2 |
| 7 |
L・ウィー |
三菱ランサーエボリューション |
8分52秒2 |
| 8 |
L−H・ホン |
三菱ランサーエボリューション |
9分15秒0 |
1位のタイムはSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差
2006年中国ラリー選手権(CRC)第2戦「ラリー・リュウパンスイ」が7
月21日(金)〜23日(日)に開催され、「ホン・ヒ・ラリーチーム」から三菱
ランサーエボリューション・グループN仕様で出場したヤルコ・ミエティネン(フィ
ンランド)が総合優勝。2位にデビッド・ヒギンズ(イギリス)、3位にはユハ・サロ(フィンランド)が入り、三菱ランサーエボリューションが1−2−3フィニッ
シュを飾った。
有力チームがこぞって海外の大物ドライバーを招聘し、大いなる賑わいを見せて
いる今年の中国選手権。全5戦のシリーズは3月のラリー上海で開幕。それから4
カ月のインターバルを置いて開催された今回の第2戦は、中国南西部の貴州省が舞
台となった。標高の高い山岳路を走るステージは、22日(土)の第1レグに5カ
所、23日(日)の第2レグに4カ所の計9カ所、約170kmが設定され、路面
は概してラフなものであった。
ラリーは開幕戦ウィナーであるアリスター・マクレー(イギリス)のアクシデン
トから始まった。2002年のWRCにチーム三菱ラリーアートから参戦した経験
を持つベテランのマクレーだが、オープニングステージで三菱ランサーエボリュー
ションを転倒させてしまい、いきなり10分以上をロス。走行は続けることができ
たものの、優勝争いからは早々に脱落することとなった。そして第1レグをリード
したのはリチャード・メイソン(ニュージーランド/スバル・インプレッサ)。4
回のトップタイムをマークし、今年のニュージーランド選手権をリードしている実
力を示した。ところが、第2レグの早朝のサービスで思わぬ事態が発生する。メイ
ソンの車両に補充された燃料に水が混入し、エンジンがまともに回らなくなったの
だ。メイソンはタンクを一端空にして燃料を再注入する作業を強いられ、SS6の
スタートに6分遅れたことで60秒のロードペナルティを受ける。これにより、ヒギンズがトップ、彼から9秒遅れで続いていたミエティネンが2位に繰り上がるこ
ととなった。
第2レグは2カ所のコースを2回走行する設定となっていたが、その最初のルー
プではヒギンズが好調に走りミエティネンを7.6秒引き離す。しかし、サービス
を挟んで臨んだリピートステージでミエティネンが猛然とアタック。21kmのS
S8でヒギンズより16.6秒も速いトップタイムを叩き出し、総合順位でも一気
に逆転、トップに立つこととなった。もっとも、13.5kmの最終ステージを迎
えた時点で両者の差はまだ2.5秒にすぎなかった。ところが、ここでヒギンズの
ECUにトラブルが発生。十分なパワーを得られなくなった2002&2003年
米国SCCAプロラリー総合チャンピオンに対して、ミエティネンはさらに9.6
秒上回るタイムを刻み、CRC初優勝を飾った。今年のFIAアジア・パシフィッ
クラリー選手権(APRC)に田口勝彦のチームメイトとして出場しているミエティ
ネンにとっては、母国フィンランド以外で初めて挙げた勝利となった。2位はヒギ
ンズ。3位には、昨年のフィンランド選手権グループNチャンピオンで、今年もポ
イントリーダーとなっているサロが入り、三菱ランサーエボリューションが1−2
−3フィニッシュを達成した。
この他、全出場台数25台のうち、三菱ランサーエボリューションは16台を占
めた、主立ったエントラントとしては、2003年FIAプロダクションカー世界
ラリー選手権(PWRC)チャンピオンのマーティン・ロウ(イギリス)が初日に
パンクで4分近いタイムロスを喫しながらも5位に入賞。APRCの常連ブライア
ン・グリーン(ニュージーランド)は10位で完走した。PWRCとAPRCの双
方でチャンピオンを獲得しているカラムジット・シン(マレーシア)はSS4後に
エンジントラブルに見舞われてリタイアとなった。なお、日本から出場した鎌田卓麻(スバル・インプレッサ)は事前テスト中に対向車と遭遇し、衝突を回避した結
果、崖下に転落。幸いクルーに大きなケガはなかったが、車両は大破したためラリー
への出場は断念している。
CRC第3戦Rally Kaiyangは9月22日(金)〜24日(日)に
開催される