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2050年までにカーボンニュートラル?今さらながら知っておきたい基本をわかりやすく解説!

    二酸化炭素やメタンなどの太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きをする温室効果ガスの排出量とそれを吸収する量のバランスを一定にすることをカーボンニュートラルといいます。

    本記事では、今さら聞けないカーボンニュートラルの基本を簡単に分かりやすく解説します。

    カーボンニュートラルとは?

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    温室効果ガスが適度にある場合は、地球の気温が、生物が住みやすくなる温度になりますが、増えすぎると通常宇宙に放出される熱の多くが地球の大気に貯まり、地球全体の温度が高くなり暑くなってしまいます。これが今注目されている「地球温暖化」です。

    その地球温暖化への対応が、カーボンニュートラルということになります。2020年以降の気候変動問題に関する、国際的な枠組みであるパリ協定。

    その協定が目指している世界の平均気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑えるには、大気中に排出される温室効果ガスを、2050年には世界全体で実質ゼロにする必要があります。それに向けての取り組み温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることが、カーボンニュートラルです。

    カーボンオフセットとは?

    カーボンオフセットとは、炭素の埋め合わせを表します。温室効果ガスである二酸化炭素は、私たちの生活の中で、人間が作り出す最も多くの温室効果ガスです。しかしながら、その二酸化炭素は、排出量を削減するためにさまざまな取り組みが行われていますが、どうしても排出量を0にすることは不可能です。

    そのためそのどうしても削減できない二酸化炭素を他の部分で補おうとするのがカーボンオフセットの考え方といっていいでしょう。

    事例としては、自らの活動に伴って排出される温室効果ガス排出量をオフセットする自己活動オフセット、商品を製造や、サービスを提供、利用したりする際に排出される温室効果ガス排出量をオフセットするカーボンオフセットなど様々な事例が存在します。

    カーボンニュートラル実現への活動

    たとえば、私たちの生活で欠かせないプラスチックを例にあげてみましょう。プラスチックをはじめとする化学品分野では製造過程で多数の二酸化炭素を排出します。

    そのため、プラスチックを当たらに製造するのではなく、リサイクルする他、原料である石油ではなく、水素を利用するなど二酸化炭素削減の取り組みを行っています。

    なぜ 2050年までにカーボンニュートラル?

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    なぜ2050年までにカーボンニュートラルの実現が必要なのでしょうか? パリ協定で掲げられた目標である産業革命以前と比較して平均気温上昇を1.5℃に抑えるという所にたどり着くには、どうしても2050年までにカーボンニュートラルを実現することが必要なのです。

    個人がとりくめること

    あまりにも大規模な脱酸素運動ですが、私たちの生活で取り組めることをまとめてみました。

    1,マイカーは、ハイブリッドカーや電気自動車にする

    2,100%再生可能なエネルギーを供給している電気会社に切り替える

    3, 省エネを心掛ける

    4, ゴミを減らす

    5, LED電球に変える

    大規模なプロジェクトに比べればとても小さな活動ですが、わたしたちの生活で二酸化炭素を抑える取り組は存在します。

    まとめ

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    カーボンニュートラルについて基本的な考え方をわかりやすく解説しました。私たちの住む地球を守るため、脱酸素運動は、国や企業、団体などだけではなく私たち人間、一人ひとりが関心をもつとともに、日々の生活の中で取り組めることを積極的に行っていく必要があります。

    この記事を読んだ方も今日から早速、個人でできる脱酸素アクションを起こしてみてはいかがでしょうか?